靴底の考察/バンブーブンバ
 
宙=ソラ}だ。それ自体にしたってそうだ。月は毎年3センチ地球から遠ざかり、地球の自転は10万年に1秒遅れると言われる。すると10億年前は一日が10時間だったことになる。10時間。14時間という堆積(ヘリ)。赤道直下に横たわるマーシャル諸島におかれては、美女がヤシの木陰でテクテク踊るさなかにも、太陽は、太陽風を豊艶と吐きながら、刻々と膨張を続けながら、50億年見据えつつこの星に接近している。50億年。堆積(ヘリ)そのものは、見かけに拠らず、量を問わず、完璧にスケールアウトということだ。つまり、そういうことだ。こうしてみると、そうしたことがニワカに溢れかえっていることに気づく。住み慣れた街
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