靴底の考察/バンブーブンバ
 
た街並みにしたって同じことだ。最たるものはこのボクにしたってそうだ。何が違う?昨日と今日と。目尻がいささか増えたのだろうか。黒子のとなりにまたしても小さな黒子が加えられたのだろうか。違いにも仲間入りできない。それらは靴底のヘリ程のものだ。時間。結局そんな話にしか辿り着かないのかもしれない。時間は靴底に現れている。街並みにも。目尻にも。黒子にもだ。知覚されないことがここでのテーマだったと今では思う。本当だろうか。本気でそんなことを知りたがっていたのだろうか。そうじゃないはずだ。ただ、ひたすらに靴底のヘリそのものを眺めていること。ヘリそのものの形に見惚れていただけなのかもしれない。ヘリとかどうとかそう
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