死の花・言説アドレサンス/ホロウ・シカエルボク
 
を頭に受けて倒れたりはしないかと


期待しながら


小鬼ども!暴れる時が来たぞ!隙間から潜り込み、呪など知らずにいた者どもの皮を剥いでやれ!悲鳴をここへ届けろ、悲鳴をここへ…負を屠って生きるこの俺のところへ…ああ、かぐわしい恐怖の匂いだ、胃袋が破裂するまで注いでくれ…呪いの生まれるわけを知ってるか、あらゆる断絶、あらゆる絶望…そんなものをなめてきた者たちが生きるためにひねり出した力なのだ、呪いを知らない者達にはそれが判るまい、皮を剥げ、小鬼ども、皮を剥げ…呪いを知らない者どもの皮は薄くて破れやすいぞ


ああは!死体まみれだ!取り囲むものものがすべて死滅している!臭気は
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