死の花・言説アドレサンス/ホロウ・シカエルボク
風はまるで怒りを解くための呼吸のようで、俺は嘲笑するのだ、俺の為にそれらの出来事がかつてあったので、同じようにほどいてやるのだ、呪いか、呪いか、お前もやはり呪いなのか
俺はさまざまな呪いを見た、そのほとんどは俺の中にあった、だから俺はそれを生きることに決めたのだ、俺は逆さ十字架のようなものだ、腹のうちにそれしかなければ、抱いて生きることこそが健全というものだ
怒り、血、穢れ、辛苦…俺はそれを喰らい溜め込み、押さえつけ、痛み、下し…気の利かない連発銃のように勿体をつけたテンポであちらこちらにばら撒いていくのだ、奥底にずっとため込んでいたものなどはガチガチに凝固しているから
誰かがそれを頭
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)