貞操帯/Tama
 
ボリュームを少し上げてしまった
「えぇ?!俺が?」
彼女は、周りに迷惑がかかる。といった具合に目で俺に注意をし、続けた。
「そうよ。なんなら、私もつけるわ、それでおあいこでしょう?」
1分程度の沈黙が訪れる。
「それもそうだけど」
俺は、ちょっと嫌そうに答えてしまう。
「嫌なの?」
すかさず、それを見透かされ彼女に突っ込まれる。
そして、疑問の丈を彼女にぶつけることにした。
「いや、それで信用されるなら付けるけど、あれって自慰も出来なくなるんだろ?」
彼女は少し笑みをうかべ。
「くす、そんなことで悩んでいたの?」
その笑みからは馬鹿にしたというより、好意を感じられたので、
[次のページ]
戻る   Point(0)