夏の夜、此処にいたくない/滝沢勇一
 
が親と一緒になって楽しそうに投げてやんからなんだかひとりだしそもそも友達いないし。誰あいつ誰だよって背後の気配に投げやりにさっさっささっさと輪投げて外した。なんでもないですよって顔してそりゃ外れる輪みたいな取り繕いしてえんぎ
人ごみ抜け出しお面眺めた手持ち残金200円
なにやってんだ…。
夢か記憶かようわからん夢から覚めたら午前2時、道端
飲みたくもない酒飲んで泥酔
夜未明、未だ宵のくち風俗小路
セブン・イレブンの脇が入口
赤い青いオレンジのネオンが眩しい目悪いから滲んできら、きら、きら、きら
期せずにど真ん中歩く俺気不味くなってハジ歩いてたら異臭、気づけば乞食と乞食と乞食と併歩
[次のページ]
戻る   Point(0)