セルフ・マスキュリズムについての覚書/山田せばすちゃん
』(1985)などにまとめられている。(Wikipedeia、「上野千鶴子」の記述欄より転載。)
上野らは、女性の地位向上・権利拡大を提唱する従来のフェミニズムが、ともすれば男性優位の社会構造の中で女性を男性化していこうとする志向を持つことに対し、男性優位の社会構造それ自体を批判して、オルタナティヴな社会のあり方を想定した、いわば「革命的フェミニスト」(社会の権力構造を変革しようとすることを「革命」と呼ぶならば)であり、その理論的武器が「ネオ・マルクス主義フェミニズム」だった。(上野自身は自らの理論的立脚点を旧来の社会主義女性解放=社会主義革命の成立と共にすべての差別はおのずから解消されると
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