四季と旅した少年/こめ
度も心が変わる
しかしいつしか
四季をめぐる草原の旅は
僕を世界が忘れる形となり
終点がないとおもった旅がいつしかなくなる
いったいどれくらいの時が過ぎたのだろうか
もう歩けないようだ
そろそろ僕はお別れを告げないといけないのかな
少年はいつしか髭が生え髪が白くなり
年をとり一人時間を刻んでいき
おじいさんとなっていた
もうだめだと横になり動けなくなり
手足が冷たくなるのがわかった
僕は結局だれのぬくもりも知らず
誰にも知らず死んでいくのかな
僕は忘れ物なのかなと
心の中
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