映画日記、ただし日付はてきとう3/渡邉建志
入るものは大体見たけれど、たいていわけがわからないままに終わるでも「ゴダールのマリア」。一回目だめだったが二回見て感動した。ミリアム・ルーセルの静かで優しい微笑み。マリアを演じることに本当にふさわしいのはミリアム・ルーセルしかいない。蓮實氏も彼女が世界で一番美しい女優だと言う。ヘアが痛々しく美しい。膨らんだおなか、月、バスケットボール。この映画は本当に、静かで、美しいです。(これ、本当にゴダールなのかなあ。)/「はなればなれに」。アンナ・カリーナが一番可憐なときに可憐に撮られた映画。スウィートでたまらない。疾走する彼女。川を渡る彼女。
18.ファイト・ヘルマー「ツバル」 (1999/ドイツ)
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