映画日記、ただし日付はてきとう3/渡邉建志
らつとしていて。その彼女が卒業した年の夏をすごしにゆくのが海なんだけど、(略)ところどころにこう空が映るんですね。(略)それでぼくは、これはスウェーデンにいかなければいけないと思って、馬鹿みたくいったんですね、その映画をパリで観てすぐ(笑)」蓮實重彦「映画千夜一夜」
これには山田宏一さんも頷いて、自分も行った、と言う。それほどまでに美しい。空気が、空気がきらきらしてるよ!信じられないよ!笑っちゃうほどきれい。こんな抜けるような夏を映画でもどこでも見たことがない。/「処女の泉」。後半の手に汗握る展開。ラストは絶句。これはブラヴォーを叫ばざるを得ない。/「ファニーとアレクサンデル」。え、本当に5時間
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