むしろ現代のはらわたとして/大村 浩一
集を見たら、絶頂期の伊藤さん
の詩『いやさのさのさのさ』が載っていて、今読んでもやはり絶句した。彼女の
ラジカルさの一部だけでも何とかネットで見られないものかと検索かけてみたら、
佐藤幹夫さんの詩の評論ページに辿り着いた。
http://www5e.biglobe.ne.jp/〜k-kiga/onnna2.htm
#あたしは便器か
#いつから
#知りたくは、なかったんだが
#疑ってしまった口に出して
#聞いてしまったあきらかにして
#しまわなければならなくなった
(伊藤比呂美詩集『テリトリー論』収録「きっと便器なんだろう」)
一番センセーショナルな一節を出しておい
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