from a-so-bo-atic/あすくれかおす
タチはそうして何度も 戻ってきたけれど
はじまりだけが戻って来ないから/
終わるその前も思い出せない
(空間時間自在に操っていたバンドネオンの中に
ワタシタチ確かにみたんだ
月の燃えるような赤さを。
とりかこまれて燃える兎たちを。)
たどりつづけることができるんだ/久しぶりに海にきたんだ
波線がこんなに 可愛らしいなんて思わなかったいままでさびしくなかったから
よせてはかえすなんて こんなに可愛らしい
ああ間違いかもしれないけれど
大多数のこの
わたしの中の/人々のラップ音に
わたしは耳を/傾け続けている
渋谷の
はなまるうどんで
カフェ
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