宗教のための宗教とは(1)/生田 稔
 
宗教のための宗教とは(1)

 宗教とは実に人のため起こされたのでは、なかろうか。衆生済度が務めじゃぞとはある宗教家のお言葉である。私たちの尊敬するイエス様はどう述べておられるであろうか、この王国の福音はすべての国の人々のために全地に述べ伝えられるでしょう、それから終わりが来るのです。つまり王国の福音と述べておられる。
 イエス・キリストの宗教もやはり衆生済度である。ハルマゲドンの滅びで一挙に地球から悪が一掃されるという人々もいる。そういった人々の中にもハルマゲドンを信仰することはむなしい、それはだめだという人もいる。世に棲む悪人がみな滅びて、自分たち善人が全て生き残る。言い換えればその人た
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