ぼろぼろのつばさ 4/青色銀河団
んな駄文読ませちまって、
[blue]
ぼくは
時間よりも深く青い空の色の
ひとみを持ち
ひとりの深みにはまっている
誰もいない
朝
梢の花もあざやかな青です
[breeze]
このあおは雪にひそむそらなので
きっとまだともしびの戦争が足りないのだと思う
夜明けまえに流すなみだは
ちいさな部屋のちいさな悲しみのむこう
リボンの丘をこえて
透明な海岸をあすのほうへとこえてゆく
この淡い胸のいたみは
遠い水晶にふきあれる青い嵐なのだろうか
[so much lonely]
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