「不思議の国のアリス」に尽いて 〜児玉あゆみ・覚書〜 /服部 剛
にならぬ何かを伝える為に日々を歩
み続け、詩(うた)い続けることが、児玉あゆみという詩人に天
が与えた使命だと感じる、詩人の魂(スピリッツ)その
ものが理屈抜きに伝わる朗読であった。
疲れ果てた体を引きずってエレベーターを降りたら
そこは不思議の国
わたしは 不思議の国の アリス
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不思議の国にも空はあって
そこには確かに月が照っていた
あなたも同じ月を見上げた
それを丸いといったときから
それは丸になりました
それを光と言っ
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