冷戦のアナロジーとしての日本野球/がらんどう
 
2リーグ制を提唱する。読売を中心とした右派リーグと、毎日を中心とした左派リーグの二つを作り、マスメディアを核として相互発展を図るという目的であった。
南海・阪急を中心とする賛成派は「関東に比べて少ない関西での集客増のため必要」と主張。一方、巨人・中日を中心とする反対派は「球団増により、パイを分け合うことになり利潤が小さくなる」と反発し、延々と討議を続けるものの長らく解決を見ることはなかった。

同年、反対派の急先鋒であったシモヤマ国鉄スワローズオーナーが礫死体で発見され迷宮入りとなるも一説にはショーリキーの陰謀であったと言われている。そして巨人においてもミハラとミズハラの関係悪化に端を発する
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