回想録/狩心
を臼の中に入れてペッタン
年が明けたら餅が食いたい
餅が食いたくない男は、車型のカラスをひっくり返し
一人闇の中へドライブに出かけた
峠の道にはイカの塩辛が敷き詰められていて
走る度にそれをじゅるじゅる踏み潰し、
否それは既に死んだものだったが、
否それはまるで生き物を殺しているようだった
第二章
山は海に沈んだ
海上を滑るように進む、朝起ちの森林、毛むくじゃらのおばけ
地下鉄は確かに。足を持たなかった
朝焼けは何故か、遠くて近い存在を。色付けた//
歯ブラシ的感動! そこで私はざるそばを食う落下した腐乱死体
やはりモンゴル地方において、
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