回想録/狩心
て、草原は支配であり、
血の雨が大地、
大地はむしろ空に向かって落下した、、
油の音が耳を溶かし、パチパチと他人の拍手が心を透かした
エンジェルは掛け算の中で身篭った
第一章
土踏まずの空間に、家を隠している
やはり私はあの、
ガードレールの白さ、(汚れが目立つ)
そして冷たさ、硬さ、切り裂くカーブ、突き刺さる大地
などの計算によって生み出されていく、イカの塩辛の道
足が絡みつく頭部や、大根の千切りのシャープな輪郭と音
そこに過程/家庭を感じ
いやらしいほど泣けた
無重力の湿地帯
体は宙を浮き
◇型的UFOとして
― 射撃される ―
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