パパの日曜日 ☆/atsuchan69
かし身体は天ぷら月見うどんを食べながらも、
心は今も時間軸の外側をさ迷っている
右の鼻からうどんを一本垂らし、
荒涼たる岩壁のつづく死の谷を越えて
そこは砂漠の幻影にも似た華やかなイスラム
青い民と呼ばれるトゥアレグの衣装、
すでに私はターバンを巻いていた。
おそらく爛漫な回教の教えでは、
天国では大勢の女とセックスができる
それにくらべると基督教の天国はつまらない
清らかで退屈な永遠が何処までも、
ただ果てしなくつづくだけだ
だから禁じられたオナニー少年よ、
ベルト爆弾で自爆せよ、、
殉教すれば天国で七十二人の処女が待っている!
【こうして――
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