そこにもう生温かい宿命の感触は無いとしても/ホロウ・シカエルボク
より分けて、大切なものとそうでないものを
俺はどの線上にも居なかったものになる
それこそが俺の詩情、それこそが
ささやかながら確かなこの俺の心情、物好きなお前、見届けてくれよ
最低限の挨拶はこれからも欠かさないでおくよ、ギャラリーが居なければショーは成り立たない、判るかい、俺の言ってること
俺自身の解釈が俺のことを殺すならそれはそれで構わないのさ、俺が俺の無価値を本気で信じることがあれば、俺は迷いなく牙を煌めかせるだろう
だから牙を失ってはならない
だから牙を失ってはならない
だから牙を失ってはならない
だから牙を失ってはならないよ、ナイーブな獣よ、判っ
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