パンクについて/捨て彦
 
れたら、僕の話が通じるわけがない。だって僕はたとえば笑い飯に向かって「こいつらパンクやなぁ!」と言ったり、島倉千代子のりんどう峠の歌を初めて聴いた時に発作的に「これパンクやなぁ!」と言っているからである。
僕がパンクを感じるとき、それはどういう時かというと、それは既存の概念を破壊して新しいものが生まれるのを感じるとき。従来の方法が、まったく関係のない明後日の方向から根本的に覆されているのを目の当たりにしたとき、僕はその生まれでたものにとてつもなく衝撃を受けるのであって、その衝撃を受けた気持ちがその衝動のまま吐き出されたとき「今のパ(ry」と言ってしまうのである。
さきほどのウスラトンカチのボケ
[次のページ]
戻る   Point(5)