痴態女砲号/雑魚ヒロシ
 
の無線連絡が緊急設置された本部へと入ったノイズの嵐痴態女砲号という叫びを残しそれきり連絡は途絶えた

恐ろしい夢を見ていた日々を悲哀と共に教えの書物を片時も離さず祈りを以て人々を導かんと罪から解き放たんと立ち上がる時をその時を伺い待っていた死兆綺羅教教祖夜月鏡之助聞こえ来る地鳴り破壊の音に瞬間目を見開き瞑想から醒めると高弟達を呼び集めた高弟達は毛を逆立て尻尾をくねらせながら教祖に付き従った覚醒の余韻そのままに外へと飛び出すと教祖は目の前に迫る裸体の巨大な女に向かい印を結び手刀にて空を切り何かを叫んだ時は来たれり審判の使者の降臨に高弟達は散り散りと彼らの教祖の今まで居た場所にはひしゃげた肉のかた
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