昨日は孤独な世界?/錯春
 
なる)

いひゃしゃひゃしゃひゃ!!

ケイタは思い切り笑ってみた。
ここは笑うところかな?と思ったからだ。
(だがそれに応える者はいない)
彼はたまに、こうして無理をする。
孤独であるときに、そんなことをする必要は無いのに。

ジャグジーの泡の中で回転するゴムの脱け殻を見つめながら、彼は夕食を誰と食べるか考える。

(焼き肉、そーだ七輪焼き肉食べに行こ。どーせあいつのことだから、きっとヒマしてるに決まってる。何だかグロッキーだから、とびきり楽しく肉を焼こう。
ところで、精液風呂ってお肌に良いの?)

ケイタは風呂から上がって、早々に部屋を出る準備をする。
こんなと
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