昨日は孤独な世界?/錯春
。
では、膣は罠に他ならないのではなかろうか。
そんなことを考えないでも無かったが、今では顔も忘れてしまった女の子逹を呪うには、彼はあまりに優しすぎた。
コンドームが水を飲み込み、大きな滴型になって、蛇口に垂れ下がる。
(でもね、おねーちゃん逹。俺、アンタ逹とやったこと、忘れてあげないよ)
忘れないということは
思い出してあげないということ。
ケイタは膨らんでいくコンドームを眺めながら、裸のペニスを撫でる。
肛門が少し痒かったので(興奮した女の子がべちゃべちゃ舐めたことが原因か)、裸なのを良いことに、ジャグジーバスに身体を沈めた。
目の前でコンドームはどんどん
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