敵を知り己を知れば…仲仲治さんに恐る恐る話しかけてみる/石川和広
 
したらいいかヒントがある気がします。私がこの散文を書き始めた動機を述べます。私もあなたと同様、橋本治や吉本隆明を批評家として大きな存在だと思っています。しかし彼らにも間違いはあっただろうと思います。それは置くとして彼らに共通する方法は自分を問うということです。自分を責めることではありません。仲仲治さんは密かに自らを責めているかもしれないけれど、別にそんなことしなくていいのだと思う。誰も望んでいない。ただ自分がどこで話を逸らしたか、手続きを逸脱したか見つめなおしてください。それは恥ずかしい思いのすることだけど、自分を罰することではありません。自分が今後様々なことを身につけていくのに必要なことです。文
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