詩学社、そして寺西さん/角田寿星
 
いただいてジ・エンド、だったんですが、現代詩フォーラムでは、幹くんが速攻で在庫の目録を作成してくれ、あとはみなさんも知ってのとおりです。特に只野凡人さんは、日を置かず何度も詩学社に通い、発注や在庫整理の手伝いをしていただきました。
ぼくとしては、想像をはるかに越える反響でした。
詩集なんて古本屋に売れば二束三文、雑誌にいたっては下手すりゃ買い取り拒否、なんてザラにあることで、そんななかで、倒産間近の会社の本に定価で注文が掛かる、なんてのは、ありがたい以外の何ものでもないですよね。部外者だったぼくが言うのも変ですが。

でも、それでも廃業は避けられなかった。実は、在庫を定価ですべて売り捌いた
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