詩学社、そして寺西さん/角田寿星
このままじゃ寺西さんが本格的に壊れちゃう」ということでした。んで、ここにぼくがいる。
ぼくにとっての初発の動機は「詩学社を救え!」ではなく、実は「寺西さんを救え!」だったんです。
大型のスーツケースに入りきらないほど雑誌と詩集を買い込んでも、10万ちょっとにしかならないことも、ぼくの絶望感に拍車をかけました。
わずかな希望をもって、2ちゃんねると、ここ現代詩フォーラムに書き込み。
その日の夜に、馬野幹くんから電話。「今から社にすっ飛んで行きます」とのこと。多分、幹くんも「寺西さんがエライこっちゃ」という、同じ気持ちだったんだろう。
2ちゃんでは「ツブれるもんは仕方なかろ」と正論をいた
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