映画日記、ただし日付はてきとう2/渡邉建志
 
町のちっぽけなローンやさんに生まれてしまった才能と野望のある若者は、町の独裁を図る悪の権化的ポッターじじいから町と父の会社を守るため、ちっぽけなローンやさんを継ぐことになってしまう。俺の人生こんなはずじゃなかったっておいこんなきれいな奥さんもらいやがって贅沢だぜコノヤローなはなし。
まったくの娯楽映画である。だからといって価値が下がるかというとそうでもない。たしかに最初のほうはもうちょっとなにか雰囲気がほしいなあと思ったし、まあ物語で進んでいくな、と思った程度だった。しかも最後に行くにしたがってその物語にも納得行かなくなった。しかし本当の本当の最後2分で、とめどなく涙があふれた。泣かないぞ、泣け
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