映画日記、ただし日付はてきとう2/渡邉建志
 
。全体的にはチャイコフスキーの弦楽セレナーデが美しく使われていた。3楽章のエレジーが実に美しく。
セリフが良かった。男二人が、仲間の男と恋人の邪魔をしないように、部屋から出て行くシーン。「ちょっとタバコを買いに」「ハバナまで」
マッティ・ペロンパーが、身寄りのないミミを部屋に泊めてあげ、自分は部屋から出て行くシーン。「きみは美人だし、僕は手がはやいときている」
マッティ・ペロンパーがミミがさむいと言うので、薪が無いので、引き出しから燃やすための紙束を出すシーン。「これは僕の詩だ。いつか詩集を出そうと思っていた」
たまらん!

2005/7/14 成瀬巳喜男「歌行燈」「鶴八鶴次郎」

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