映画日記、ただし日付はてきとう2/渡邉建志
 
かのエロティックな思いが二人に交差している、とくに女の子の手の美しさ、彼女は白い服を着て、彼は黒い服を着ている、そして71年の映画にもかかわらずわざとムラートワは白黒映像を選んでいるのである。女の子の白さの美しさは尋常ではなかった。男の子の悩みが黒に表れていた。女の子の髪の毛は金色(おそらく)に輝き、そこに結ばれた黒いリボンを男の子は後ろからほどいて、その髪にキスする、のは、彼の妄想だったのだろうか、あの光。とにかくこの映画を見る機会があれば飛びつくべきです。今でさえこれは前衛です。すごい現代性。ハイパーお勧め。

2006/9/20 イングマール・ベルイマン「仮面/ペルソナ」
かっこよすぎ
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