映画日記、ただし日付はてきとう2/渡邉建志
しい、呼吸のような動かしかたを考えつかない。構図のすごさ、金魚の口の動きは見ていて、絶叫しそうになった。狂気と大衆性のバランスをちゃんと保って映画が作られている。トラン・ヌー・イエン・ケーの美しさはいつもどおり。彼女の無表情の美しさ!彼女があの無表情で白い下着だけで立っている姿は、娼婦というより、もはや仏であった。もうそれだけでいいとおもった。ただ、黙って存在するだけで美しい。髪を洗っているだけで。
2005/10/30 セルゲイ・パラジャーノフ「火の馬」
うっへー。前半、手持ちカメラの揺れがやや気になったが、後半、瞬発力的に繰り出される不思議な映像効果にうへーってなる。血の馬とか、シュー
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