ショートレビュー・サンデー/露崎
 
たられているのを見て、こいつはすごいな、とおもうけれ
ど、それって本当にあなたの頭にあることなの?といういじわるな気持ちになるこ
とも、けっこうある。
 ほんとうはもっと支離滅裂で、断片的で、安易で、無防備なはず。ただ、それを
そのまま加工しないで伝えるのはしんどいし、危ういんだろうなとおもう。それに
たぶん読んでも意味わからない。
 この詩は、そのあいまいかつ不確定なイメージを、なるべくそのまま、伝えよう
伝えようとしてる感じに見える。そのもどかしさ。そこがねー、ぐっとくるのよ。
なんか他人のことがわからない、その感覚に似てる。絶望的に他者がわからない。
そのむなしさ。でも、な
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