たぶん、それを愛とは呼ばないだろうけど/涙(ルイ)
ばかりいた
そんなとき
そう そんなときだったんだ
貴方の詩を見つけたのは
貴方の詩の言葉一文字一文字は
深く深くあたしの心をえぐった
なんでこんなにも
この人の言葉に惹かれるんだろうって
貴方の言葉を夢中になって読みふけった
貴方が発する言葉はとても痛々しくて
目を背けたくなるようなそんな現実を
容赦なくあたしの目の前に突きつけてきた
でもそれは貴方の痛々しさに目をそらしたかったんじゃなくて
自分自身の現実に目をそむけていただけだってことに
否応なく気づかされたんだ
そしてまた君も あたしと同じように
同じように他人に絶望している人なのではないかと
そう思っ
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