モンパルナスB-4/《81》柴田望
 
           
重い扉 を 外部 に 澄ます                
修道士 を ひろがり プール は 降る               
                    
私 と                   
私 に こすりつける 者 が 果実 が              
濡らし 越え 毛 騒音 の 猿               
自分 の 香液 は 残酷                
告発 と 肖像画のように 太股であるのか                 
                    
意志 の 粘ばつかせて 越える日 
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