モンパルナスB-4/《81》柴田望
 
日 が 澄ます               
飛行機 に おろした                  
恩寵の形 に 天空 の ものになる                
起ち 下 の 岸辺 は おちる               
でないと その草叢 を 越え                 
                    
時 で 爆ぜ散る 寡婦の列 に わずかずつ 了解域 に             
乗った 空気 は この場所 を 下 消える              
するどい 街角 に いなずま は 光る               
影 の 精神 は あけて 息絶える 眼              
こうして 銃眼 が きりくち の いつも ため の 叩く            

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