モンパルナスB-2/《81》柴田望
 
              
皮膚の下 の 校庭 と 沸き上がる                
蛮族 に 見出すとき、 肩 は 溶かし               
                    
夕焼 が                   
われわれ に 封じてきた 火矢 が 瞳 で              
飲み込んで 証す サフラン 肩 では われわれ               
修道士 を たましひ に この場所                
ふたつ に ただ一度だけ 置き                 
                    

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