「存在の彼方へ」を読んでみる2/もぐもぐ
なされる。
「<語ること>は一者と他人との近さ(proximite)であり、諸言語に先立つ言葉である。」「<語ること>という近さは接近するという誓い(アンガジュマン)であり、他人のためにある一者である。」「このような様態としての<語ること>、それが意味の意味すること(signifiance)なのだ」。(p26-27)
かなり難解である。というより、普通に読んで理解しうるだけの通常の意味を欠いているような気がする。(何故何の説明もなく、こうした言葉をポンポンと出してくるのか、かなり理解に苦しむのだが。)
とにかくここでは、「近さ」こそが<語ること>の重要な意味であると捉えられている。いきなり言
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