函 館 2/るか
 
踏みしめる
        足音だけが
        いつまでも
        続いて ゆくだろう。


        降りしきる
        意味の 断片のように
        降りしきる。
        この雪
        しか知らなかった
        かのように
        降る雪は
        いつか
        意味を はなれ
        なつかしい
        未来のように 
        踊る か ───


( いつも
その柵のあちらでは
/硝煙をあげる/骨があった
若草に守られるように

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