ふたり映画/ザ・凹凸目目
を見つめてとりあえず今晩の僕たちとの釣り合いを保ちつつ途方に暮れる
もう映画んなんない
映画の現場にいる人たちはこんなとき普通どうしているのだろうか
俳優とか映るのが仕事の人は多分生まれつきそういう重みに耐えられる体質なんだろう
だからそれが仕事になる
それに沢山の人がカメラのあっち側にいてカメラ覗いたりガンマイク持ったりレフ当てたりそれぞれの補助したりただ見てたりする現場では、カメラを通した向こう側の視線はあまり問題にならないのかもしれない
架空の沢山の人よりその場にいる沢山の人こそが問題になるのかもしれない
例えばラブシーンとか
ラブシーンは最小限のスタッフで臨むとある監督
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