【デジタル詩集経済批評】 亡国に吹きすさぶ詩人たちの「心」には ?/りゅうのあくび
3.詩人として日本に生まれて
詩人は、何のために詩を書くのか、それは、詩が好きなことに他ならないわけだが、詩が好きな人間は、貧乏になるしかない。それが、詩の制作の現場であり、ネット詩人が日本を亡国化する可能性だってあるぐらいだ。
哀しいかな、詩は本当に売れないのだろうか。僕は、本当にいい詩だったら、本当は、詩は売れるものだと思うのだ。詩人の名前に頼ることもなく、売れるものだと思う。逆を言えば、本当にいい詩だけが売れる世界は、日本ではないのだ。谷川俊太郎さんは、素晴らしい詩を書くことは皆が知っている。だが、谷川俊太郎さんではない詩人もたくさんいるし、詩でしか食べてはいけないという詩人が
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