風の言葉/
青色銀河団
ている』ってことをまだ覚えている。
『思い出せないけど、知っている』
この感覚が大事だと思う。
きみもぼくもきっと何も学ばなくても
すでにぜんぶ知っているはずなんだ。
だってほら。
夜の顔が近づいてきた。
夜の長いまつげ。
とても きれい。
夜の薄色のひとみ。
とても きれい。
夜のくちびる。
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