恋の証/REMINGSセシル
 
きみの声のトーン柔らかさに

きみのデニムのエプロン姿に

きみの前髪が片目にかかった長い髪に

この春も中ごろの
夕方から夜にかけての
高田馬場のとある
オープンカフェの

とある店員の
きみに

恋をした

1分1秒のタイミングがずれたら
恋は生まれなかったかもしれない




ぼくには妻がいて
2人の子供がいるが

きみに恋をした

不覚であろうか
思想は自由に
恋は自由に
現実にとらわれる事なく

恋は
確かに生まれた

きみの
デニムのエプロンごしの
胸の丸いふくらみ
完璧

きみのふくらはぎ完璧


[次のページ]
戻る   Point(4)