徐行運転を続ける旧型のブルーバードの不安を煽るような排気ガスの青色みたいなものだ/ホロウ・シカエルボク
が並べているものにどんな価値があるかは
まったくもって見当をつけることが出来ない
靴はどうにか濡らさないように歩いてくることが出来たかもしれないが
乾燥フードは喰い切る前にご主人様に片付けられてしまうかもしれない
いつも通りじゃないからそんな気分になるわけだが
それって俺自身の
標準に縛られてるってことなのかもな
この詩を書き出したとき、おそらくは途中で見えてくるモチーフに合わせて
どんどんどんどん加速していこうと考えていたのだけれど
いまでも滑り出した速度のまま
俺の指は随分な数の単語を打ち間違えている
明日はゴールデン・ウィークの前の最後の一日で
どうせ特別忙しくな
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