徐行運転を続ける旧型のブルーバードの不安を煽るような排気ガスの青色みたいなものだ/ホロウ・シカエルボク
くらいには自分のジョークを理解して欲しいと思う
標準を基準にしないで
自分の力で物事を解体して核を見つける作業を怠らないようにして欲しいんだ
腹が減らない時間の食事ほどしっくりこないものはない
いつもは
乾燥フードを出来るだけ速く喰い切ろうとする犬みたいに
俺は詩作に励むのだが
今日はなんだか
雨上がりに水たまりを踏まないようにするみたいに言葉を並べている
書こうという気持ちが少しはあるようだが
書こうとするものは別段無いみたいだ
だからとりあえず古い靴を濡らさないように気をつけながら
ここまで綴るのに一時間掛かった
さて
そんなわけだから
俺にはいま自分が並
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