布団の中の真白い魚/ヨルノテガム
 


宇宙人 VS 猫の目の星

ということにならないように伝言を回し続けるのだが
同じ伝言が引き返し戻ってくるばかり。
宇宙人はすねた
プゥーと口を膨らませて身長より長い細腕を巻きつかせる程
ブルブルンと振りまわった
その腕が情報をキャッチする
猫の目の星から寄せられたのは
優しい女の口流星群に食べられて
パイオツだのコーマンだの悪いものに囲まれて
魚は木目にされてしまったとのことであった
しかし黄緑の飴玉をなめるとリフレッシュして
魚は元に戻り、いや真白くなってしまったのだが
無事 猫の目の星へたどり着いた

猫の目の星がいよいよ魚を食べようとしたところ

[次のページ]
戻る   Point(4)