タイピストとスタイリスト/m.qyi
 
変化生成できないのでここでは歴史的事実としてそう仮定すれば(もちろんそれについてもモデルに頼って説明もできるんだろうけれども)、詩創作というのは言語ルールに基づいている。一つの詩の作品は、国語で書かれているという意味では解るけれど、新しい区分けという意味では社会的認知がまだ確定されていないので、その価値は解らない。そこで、その価値は黙殺にさらされる。その黙殺への抵抗力を持てる物が表現ではないかと。当然表記はすでに社会的なものだから、また、だからこそ、それが残り、価値の再発見ということも可能になるので、詩(作品)というものが気分とは言えないと同時に、例えばその表記が物理的に失われたとき、その価値も二
[次のページ]
戻る   Point(7)