タイピストとスタイリスト/m.qyi
 
らないが、これが今の私です。」というような内容の添え書きがあった。上記の言い方を踏襲すれば、当人がいいとも思わないものが他人が読めるかと言う他ない。僕は作者の意志を尊重する、こういう物は絶対駄作だ。でも、その絶対の駄作の中にどんなに言われても消せないラインがあるというのだから、そこが詩だろうと思うのである。僕がどう思うか関係ないだろうと。つまり、だから、こういう駄作の詩がある。

しかし、詩でない名文もあるだろう。でも、僕は詩を読みたいのだし、書きたいのだから、僕にはまあ名文より詩のほうがありがたい。ある全国に販路を持つ雑誌の編集長サンとお話したことがあるが、その雑誌のある賞のある選考委員はあ
[次のページ]
戻る   Point(7)