タイピストとスタイリスト/m.qyi
小学校に上がり、図画の時間で机が少々高いのが気になって、お座り机で絵を描こうとして、床にしゃがみこみ、椅子を机にして絵を描いた。さて、小学校の君子先生は、躾と考えて机に座って描きなさいと注意するだろう。社会的認知が座る台と作業する台を二分化させているところを、お座り机はこの区分を壊し、一元化しているかもしれないし、どちらでも使える台という概念を作りだし、三分化していると考えられるかもしれないからだ。
ここで、子供と教師は対立するだろう。「これは、よっちゃん、お椅子よ。お座り机じゃないの。」と。その時、次の二点を指摘したい。
1.もし、この時、「お座り机」という言葉が使われなくなれば
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