あおい蝶がまた産声を上げる夜中(そして執拗に水は流れ続ける)/ホロウ・シカエルボク
 
ななりでしか知ることは出来ないというのに…?波は突然訪れる、俺は自分が自分であることに嫌気を感じることなんてもう無いが(といって、愛せるようになったというようなことではない)、旅に出るときに持てるものがこれだけしかないと確信し、認めるようなものだと例えれば理解してもらえるだろうか?



あのこはてくびにかみそりをあてながらほんきのたいどでおれをおじけづかせようとしている



受け入れることは容易ではない、君にとって自由とはその剃刀の滑りであり…俺にとってはそれをこともなげに許すということなのだろう
(かならずひとすじの血によってすべてが肯定されている)


ごらん、あお
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