詩のレスポンスについて、一端。/秋津一二三
 
ために手段を使っているのか分からなくなってしまう。
 さて、社会性のある節度と意義とは何であろう、それはコミュニケーションである。実際にコミュニケーションというものがなんであるか、私は教養や見識といったところから幾つかの学問的見方が出来るが、あまりガクモンガクモンすることはない。学問を振り回したところで相手に通じるものとは限らないから、学問は土台と割り切っている。それに、コミュニケーションは必要から生じるものであり、成立さえすれば自然に意義は生じるのである。成立させるには、個に終始しない、人と人、という態度が必要である。私は〜、と、あなたは〜、が内在すれば、それが節度だ。相手を無視しないことであ
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